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JAPAN HIP HOP EVENT

ここからは日本のヒップホップシーンで開催されているイベントの内容を見てみる。

『DYNAMITE』

ヒップホップイベントの中で現在最も古く長く開催されているイベントがこの『DYNAMITE』である。現在でも第一線で活躍し、様々なアーティストに楽曲提供している『DJ TATSUYA』がイベントの立ち上げの主催者であり、池袋マダムカラスにて1995年から開催されている。
1998年に池袋bedに移転し、毎月第1土曜日に開催されている。
2005年には10周年を迎え、現在でも数多くのファンに愛されるイベントとして重宝され続けている。

マイク、ワンツー!

『さんピンCAMP』

1996年に開催されたイベントで、今でこそメジャー級のアーティストが超大型会場でのライブ公園をする世の中ではあるが、まだそんな時代の黎明期とも言える時代にシーンとして初めて「日比谷野外音楽堂」という大型会場で開催された伝説的なイベントして、シーンの歴史にその名を残している。
それまでのシーンにおいて、ECD主催の「CHECK YOUR MIKE」・「ブラック・マンデー」・「亜熱帯雨林」などのクラブイベントをベースとする複数のアーティストが参加したイベントとして数多く開催されているのが、ごく当たり前のことだった。
『さんピンCAMP』のステージでは「RHYMESTER」の『耳ヲ貸スベキ』・「BUDDHA BRAND」の『人間発電所』・「キングギドラ」の『未確認飛行物体接近中』、『空からの力』・「MURO」の『バスドラ発スネア行』・「LAMP EYE」の『証言』など、現在では『クラシック』として分類される曲が多数披露された。
その後、1996年にはVHSが、2003年にはDVDが発売され、内容には当日のライブ映像だけではなく、当時の日本ヒップホップシーンの盛り上がりを伝えている特典映像も収録されている。
製作スタッフの中には、「スチャダラパー」の「BOSE」の実弟である光嶋崇がディレクターとして参加している。さらにはイベントの名を冠したコンピレーションCDも発売されるなど、イベントがどれほどシーンの歴史の中で、大きな確信をもたらしたのかが伺える。
現在、イベントのDVDなどはAmazonなどで購入できるものの、稀少品として価値が上がっているものの、購入者のほとんどがヒップホップのファンの人々にとってイベントに対する崇拝にも近い勘定が伺えるほどである。
主催者のECDがイベントの冒頭において「J-RAPは俺が殺した!」と宣言しているが、これは日本語ラップを表現する言葉として『J-RAP』という言葉が使われており、当時偏見視されがちであった日本のヒップホップシーンの確立を念頭においての考慮に難くない。それは、『J-RAP』という枠内にはめられることへのアンチテーゼとしてこのイベントが位置づけられ、側面的にこのイベントの重要性の一因として捉える根拠の一つとなっている。

当イベントの出演者のほとんどが現在もでシーンを牽引しているアーティストばかりである。
(主催者及び提唱者)ECD

  • 刃頭       
  • 大神      
  • BUDDHA BRAND
  • SHAKKAZOMBIE   
  • RHYMESTER   
  • HAC
  • BOY-KEN      
  • UZI        
  • キングギドラ
  • T.A.K THE RHYMEHEAD
  • DJ KENSEI    
  • DJ KEN-BO
  • MURO      
  • TWIGY(当日は欠席)
  • DJ WATARAI
  • GORE-TEX     
  • MACKA-CHIN    
  • YOU THE ROCK
  • PATRICK      
  • G.K.MARYAN    
  • GAMA
  • 四街道ネイチャー
  • SOUL SCREAM
  • LAMP EYE
  • MC JOE
  • TOKONA-X

『ULTIMATE MC BATTLE』

レコード会社『Libra Records』が主催するラップのフリースタイルで頂点を決めるMC BATTLEの大会であり、2005年より開催されている。勝敗の全てを観客が決定する仕組みとなっている、観客参加型のヒップホップイベントである。クラブシーンにおける新たなジャンルの確立と万人に通用するエンターテインメントであることの証明を目的とし、音楽業界全体のレベル向上を目指して現在でも行われている。
2011年より、全国予選の規模を拡大、【25箇所の地方優勝者と6名の準優勝者、1名の敗者復活者】を含めた合計32名で決勝大会が行われる。勝ち抜いたプロ・アマチュアを問わないフリースタイラーが全ての観客の判断によるジャッジシステムで『フリースタイル』の日本一を競い合う。
参加資格は特に設けておらず、性別・年齢・有名・無名など一切関係のない、全てがガチンコで張り合われるイベントとなっている。

試合形式としてラッパー同士がフリースタイルで、即興でラップをし、お互いに言葉をぶつけ合う。勝敗のポイントとして、『フローと韻』・『的確なディス』の二つとなっている。
勝敗の決し方として、観客の完成と会場内より無作為に決められた奇数名の陪審員によって勝負の行方が左右されることになる。
各地予選でまず、8小節を交互に2本ずつ、準決勝からは16小節を交互に2本ずつ行う。
2006年より本選において先行は3種類のブレイクビーツから自分に有利なものを選ぶことの出来るシステムが導入される。小節すうも変更となり各校後にROUND1は8小節×3回ずつ、またROUND2、ROUND3は8-8-16小節に、決勝においては16小節×2回ずつという変形方式が行われた。
本大会の影響は全国にいるファンに深く浸透しており、2012年までにはニコニコチャンネルにてオフィシャルチャンネルを開局するまでになっている。

『戦極 MCBATTLE』

埼玉県さいたま市浦和区にて行われている日本のMCBATTLEの大会であり、2007年より前身の『戦慄MCBATTLE』から2011年1月よりリニューアルして現在のイベント名で開催を続けている。
フリースタイルのラップ大会となっており、本選と予選に分けて開催している。本選は計32名で開催、主催者サイドが選抜した選手と予選を勝ちあがった選手で行われる。
当日予選はまず8小節2本勝負となっており、勝敗は終了時には決定されず、数名の審査委員による採点式となる。
先行・後攻は1回戦のみくじ引き、2回戦以降はじゃんけんで決める。
その後本選では8小節、3本勝負となり、準決勝・決勝はそれぞれ計4本ずつ行われる。
本選での勝敗の決し方は終了時に観客がどちらか一人に声を上げて、歓声の大きかった方を勝者にする。歓声が割れた場合は延長戦で割れるまで続けられる。

『Dance Dynamite World Grand Prix』

日本初のブレイクダンスの世界大会となっており、世界各地で開催されているB-Boys Battleの覇者を収集し、真の世界一を決めようと言うコンセプトでスタートした。2008年からhoyuが冠スポンサーとなり、名称が『hoyu Dance Dynamite World Grand Prix』に改名されている。
世界大会の前に『一般B-boyバトル』と『キッズストリートダンスコンテスト』も開催され、『一般B-boyバトル』の上位入賞チームは、世界戦の1回戦で世界の強豪とバトルを行う。

『B BOY PARK』

1997年から毎年夏に代々木公園・野外ステージで行われている日本最大規模のヒップホップのブロックパーティーであ。
理念として、原宿の歩行者天国をルーツとするストリートカルチャー、日本オリジナルのヒップホップシーンを若い世代に健全な文化として理解を深めてもらうために、入場料無料で気軽に参加することが出来、ヒップホップ文化の純粋性を持続的に発展させるためとの傷から開催する行事となっており、ヒップホップの四大要素の発展のため、自発的な参加により開催されている。
観客に自発的にゴミ拾いを促したり、携帯用灰皿製作などの環境キャンペーンにも取り組んでいる。
2005年から2007年の間には韓国でも開催されている。
またイベント内において、MCバトル・ダンスバトルも開催されており、MCバトルは2009年に一度だけ「20歳以下」の参加資格としてたが、ダンスバトルに限り2010年以降参加資格として「20歳以下」と定めている。
しかしバトルイベントには以前トラブルが発生しており、2003年に開催されたMCバトルで審査員が大会途中で戻ってこなくなると言う事態が発生し、司会者の独断でルール変更が行われ大会は準決勝が開始されたが、戻ってきた審査員が司会者の勝手なルール変更に抗議・大会のやり直しを求め、結果的に大会をやり直すことになってしまう。
そのときの会場は一触触発状態に陥り、こうした手際の悪さ・ルールの明確さなどが確立されていないことから翌年から審査員を立候補するものが少なくなり、結果として当イベントでは目玉企画として盛り上がりを見せていたバトルイベントは、縮小を余儀なくされてしまった。

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